吉田松蔭下田へ向え第5区05.09.23今回は、城ヶ崎海岸駅から伊豆高原駅までの海岸沿いをハイキングしてきました。実は、午前中熱海でぶらぶらしていたので、城ヶ崎海岸駅に到着したのは1:45ころ。早速、駅構内にある足湯(ぽっぽの湯)に足をつけて一休み。15分ほど浸かっていざ出発(ということで2時スタート)。 桜並木沿いを門脇吊橋目指して歩いていきます。所々桜並木から奥の道に寄り道してみると結構広めのロットサイズの別荘が立ち並んでいます。多くが別荘利用なのか、シャッター雨戸は閉じたままのお宅が半分くらいありました。 さて、門脇崎灯台に到着(あと300m)のところで大渋滞発見!皆さんマイカーでいらっしゃるんですね。駐車場が狭いので、一台ずつ出て行かないと入れないようです。その渋滞の横を歩いて灯台まで到着すると、すごーい見晴らし。視界180度全部海です。 その横手に目的の門脇の吊橋。ここ、結構怖いとこです。断崖絶壁にかかる橋の上から渡る向かい側のがけを写すとこんな感じ。写真左下に見えるロープが吊橋を支えているロープだ! 橋の上で立ち止まる人や、写真撮っている人がいてなかなか渡れません。橋は揺れるし、定員100名とか書いてあったから早く渡ってくれないと、橋の上でどんどん人数増えてくるし、怖い。 向い側の断崖絶壁には安全の手すりも柵も何にもないので、絶対海に落ちる人いるはずです。ほんと危ない!観光客のチピッコが岩場の上でふざけてるし、落ちてもしらんよ~。落ちるのみたくないしさっさと移動することにしました。 ここからは、ずーっと海沿いの道が続いています。木の根っこがぼこぼこ飛び出た道を歩いていくと、だんだんジャングルになってきます。湿度も高く、時々変な鳴き声(動物らしい)が聞こえてきて、なんだかハワイに来ているような錯覚に陥ってしまう。 時々同じ道を散策する人たちとすれ違うのですが、だんだんその数も減ってきて・・でもがんばって歩いていくと、連着寺に到着。ここは日蓮上人が置き去りの刑に処された海から漁師が助けて引き上げた場所だとか。ぬれた衣をかけて干したという松の木なんかもあって、どうやら実話らしい。 その境内には樹齢1000年のヤマモモの木や石を食べてしまったもちの木なんかがあってただで驚くことができた。 これが、その石を食べてる最中のもちの木だ↓。 ぎょえー、ここで私は幽霊に遭遇してしまった。 石食いもちの木は境内にあると言っても既に林の中、だだっ広い境内とは異なり、静かなところ。そのもちの木に向う小道に差し掛かったあたりでふとなにげに連着寺の方面を見ると猛烈なスピードで走ってくるおばさんが見えました。遠くに見えるのにすごいスピードだななんて思いながら気にも留めず石食いもちの木の見学をし(およそ1分ほどか)、来た道を戻ってみるとおばさんは見当たりません。境内からもちの木までの距離も結構あるのですが、足音も立てずどこに行ったのでしょうか。とふと右手を見るとおばさんがすごいスピードで山の中を奥のほうに移動中(瞬間に消えてしまいました)。最初は驚いたのですが近道かなんかあるんだろうななんて勝手に理解して、そのまま散策路を先に行くことにしました。 散策路は海沿いなので一旦、もちの木から海側にのびていくのです。しばらく歩いていくと、ぞぞー!?☆。いきなり奥の院登場!私の歩いている道は海沿いなのですがさっき見かけたおばさんが消えた山の中と境内をまっすぐ伸ばすとちょうどこの奥の院につながるんです。 奥の院まで着くと、今度はおばさんがものすごいスピードで奥の院から境内方面に移動しています。確かに奥の院から山の中に(境内に向って直線)のぼり階段と道らしきものが見えるのですが、見えてるのはおばさんですよ。それもエプロン姿のおばさんなので着連寺の住職の奥さんかなんかじゃないですかね。観光客じゃなさそうです。 そのときは、なんだ近道があるんか。なんて納得していたのですが、今になってよく考えると、あのスピードはただものじゃない。まるで空を飛んでいるような速さなんです。最初見たときに幽霊かもなんて考えてた私はおばさんの後姿を凝視したのですが、ちゃんと足はありました。つっかけかなんかはいてたんじゃないですか。運動靴ではなかったような・・。でもおばさんが見えた時間は最初は2秒くらい、山の中で一瞬だけ、奥の院から境内に向うところ1秒くらいとどれも一瞬なんです。あの山の中をおばさんがあのスピードで移動できるはずがありません。今頃ですが、幽霊だったに違いない! むっちゃ怖い。 その後、どんどん散策路を歩いていがいが根で休憩。いがいが根は一面溶岩でできた地形でまるでハワイ島に来たような錯覚に陥る。海側は断崖絶壁で磯つりの人々がちらほら。ハイキングの人は誰もいない。 この後、ジャングルに入ったり、海に出たりを繰り返しながら歩いていくと、なんだか奇妙な動物の泣き声。思わずまねしてグァグァっとやると、またしても奇妙な泣き声、しかもどんどん大きくなってきて出た~ リスだ!小さいけど証拠写真はこれ↓。 さらに進んでいくと、ようやく「とよ」に到着。ここから伊豆高原駅方面に向うことにする。 まあ、大変な道中でした。伊豆高原駅ではあたりを歩いて別荘地の状況を目視してから駅に到着。駅前の足湯に足を浸して、おー極楽。時計を見ると4時50分。伊藤行き電車は5時11分なのでしばし休憩。ここの足湯は結構熱い。しばらくぼやーっとしているとキンコンカンコン5時の知らせだ。といつの間にか、さっきまで足湯に注がれていた温泉が止まっているではありませんか。そうか、5時までなんだ。夜中に来て足湯に体ごと浸かれないかななんて考えていた矢先のこと、そうはさせない仕組みなんですね。そこで、せめて持参のタオルを別の温泉口でぬらして顔でも拭こうと反対に回ってみると、なんとここの温泉も止まっている。しかも懇切丁寧にさっきまでたまっていた温泉が空になっている。誰かが栓を抜いているのだ。がっくし。 で、今回の吉田松陰下田へ向え伊豆急全線ウォーク第5区は無事歩破したのでした。 おまけ:20,765歩 電車代 5,620円 温泉代 無料 お昼代 310円(熱海駅月見うどん) |